創業明治一六年、毎年美味しいお味噌を作りたい

北村みそについて

【北村みその始まり】

北村みそ本家は明治16年に大阪の天満創業しました。

そして大正10年には枚方に工場が出来ました。


その後、戦争で天満が焼けてしまったため最終的に枚方で商売をする事になり現在の場所で今日まで味噌作りを続けております。

【菊人形みそ】

弊社の代表商品とも言える「菊人形みそ」は、

出来上がったお味噌に上から麹をパラパラとかけると菊の花びらみたいに見えたので、枚方の名物である「菊人形」にあやかり「菊人形みそ」と名づけました。


ただ、出来上がったお味噌に麹をのせても 見た目は綺麗ですが、固い粒が残って美味しくないんです。


代々「美味しいものを作りたい」という考えがあるので 名前の由来にこだわらず、美味しくする事を優先した為 麹をのせる事は無くなりました。

素材へについて

【素材へのこだわり】

原材料については国産のもののみを使用しております。


よく「こだわっていますね」と色々な方から言われますが、 うちでは日本で作られた原材料を使ってお味噌を作るという事は普通なんじゃないかなと思っていますが、お客様がこだわりと感じていただければそれで良いのではないかと思っております。


【原材料選びのポイント】

原材料を選ぶ基準として、一番大きいポイントは

美味しいこと」です。

 

食べて美味しいものは加工しても美味しいし、元々コンセプトが「美味しいものを作る」事なので「美味しい」を追求していけば、結果的に副産物として「体に良い」等がついてくるのではないかと思います。


【素材も日々進化している】

創業してから使われている原材料も現在と比べると変わっています。


味噌は既製品ではないので毎年同じ味である必要がないと思っています。 材料にしても、その年美味しいものが違いますし気候も年によって変わりますので。


少し話はそれますが、昔、戦争中には食べる米も無いときにはとうもろこしで作っていたようです。

味噌づくりについて

【美味しいものを作りたい】

毎年同じ物を作るのではなく、毎年美味しいものを作っていきたいという思いがあります。

自分が作っている中で毎年ベストなものを作れたらいいなと思います。


一緒の材料を使って私と父が作っても味は違うんです、全く同じにはならない。大正から代々商売をやってきて父からは 「同じ物を作るという事を考えなくていい」と言われました。


同じ物を作る努力しても仕方がないので 自分の好きなように美味しいと言われる味噌を作りたいと考えています。

 

時代によって作り方の工夫も変わっていると思いますし、進化はしていかないといけない。

 

お客様の味覚も常に変わっていますし変わらないと続かないと思います。

 

昔と比べて使ってる材料も味も違うはず、その中でベストなものを選んで変化させていってます。

 


最後に

元々のお客さまからの紹介からはじまりまして、

電話注文や最近ではネットショップ経由で北海道から九州、沖縄まで日本全国にお客様がいらっしゃいます。

また最近では海外からもご注文いただくこともございます。


今後新しく考えていることなのですが、普通みそ汁は、お湯をわかしてだしをとって具を入れて味噌を入れて作るのですが、それはなかなかの手間だと感じています。

そこで、手間をかけなくても日頃の調理に取り入れたり、お惣菜などと組み合わせることによって、 もっと生活に密着するような味噌を作れたらいいなぁと思います。


地元の地域イベントをはじめ、百貨店への期間限定出店など地元密着の取り組みから

ネットショップ、配達など場所や地域にとらわれない新しい取り組みもスタートさせています。


従来の概念にとらわれない新しい味噌を皆様にご提供出来ればと思っております。